『日本語文章がわかる。』

昨日、AERA Mook『日本語文章がわかる。』(朝日新聞社)を買う。このシリーズのいいところは、詳しい文献案内がついていることだと思う。げんに僕はムックそのものはあまり買ってないのだけど(5冊くらいかな買ったの)、文献案内の頁だけは図書館でコピーしてたくさん持っている(けちですねえ)。この本(ムックだってば)にも同じように、50冊の文献案内(「日本語文章」がわかるブックガイド・リスト50」)がつく。非常におもしろいセレクションなので、買うときのためにメモっておきます(そのうちISBNや絶版・品切情報なども追加したいと思います)。なお、本書の刊行後に文庫化されたものについては、文庫の情報を記しています。副題を補った本もあります。また、誤りを正した本もあります。

もちろん、僕は文章読本だの論文(レポート)の書き方の本を読めば文章がすぐにうまくなる(書けるようになる)とはまったく思っていない(当たり前ですよね)。けど、文章読本を読むことそのものが小説を読むのと同じくらい面白いし(もちろん駄本はある。けれどそれは小説も同じことであるよ。待てよ、やっぱり小説のほうが面白いかな)、なにより文章を捉えるためのさまざまな視点を知ることができれば、自分が書いたり訳したりする文章を違った視点(客観的な視点という意味ではないです)で眺められたり、内省できるかもしれないという淡い期待をもっているからなんですがね姉さん。まあ、それがうまくいってないのはここの日記を読めばおわかりいただけると存じますが。
 あと、番外編として以下の本も紹介されています。