決断

 ここ数ヶ月間、潜在的には数年間、ずっと頭の片隅にあったある問題(→キャリア)について、さんざん迷ったあげく、思い切ってある方に打ち明けてみたら、想像以上に簡単なことだとわかった。というわけで、ここ一、二年のあいだに、キャリア上の一大転機が訪れることになるかもしれません。とはいっても、出世(昇進)を上方向へのキャリア移動(キャリア・アップ)、降格を下方向へのキャリア移動(キャリア・ダウン)とすると(アップ・ダウンという表現は語弊があるかもしれませんが)、僕の場合、おそらく社会通念に照らすと、よくて水平、どちらかといえば下方向へのキャリア移動と見なされるだろうことはよく承知しているし、おそらく知人からは「どういうこと?」と理由を訊かれることになると思う(僕が「友人」だと思っている人間はそんなことを絶対に訊いてこない)。合理的(?)な理由を言っても理解してくれないと思うので、重要なのは物語。何らかのストーリーを造っとかなきゃ。「使命感に突き動かされてね」とか「太陽のせい」とか。まあ、人生いろいろということで。思わせぶりな内容ですみません。文章にしておきたかったので。まだしばらく先の話ですけどね。ちなみにいま、沢木耕太郎の『深夜特急』を何年かぶりに読み返してるんです。なんとなく。