よみうりテレビ

 今日も朝から蒸す。自宅を一歩出た瞬間の、あの気持ち悪さといったらない。まだ、キンキンに冷えた冬のほうがピリッとなって気持ちいい。今年は例年に比べて台風が多いのか少ないのか、現時点ではよくわからないけれども、「**地方では過去数年間で土砂災害の危険性が最も高まっている」という文句を何度も聞いたような気がするから多いのか。これ、緊迫した状況を伝えたいという割には「過去数年間」って妙にアバウトな表現でなんともゆるいないい加減だなー、という気がする。その代わりになる表現も浮かばないのだけれど。なぜこういうことを冒頭に書いたかといえば、「過去数年間で最も時間を食った割に、達成感がちっともない仕事」がようやく終わりそうだから。んー、やっている仕事すべてにやりがいを見つけられる(自己実現ってやつ?)と思えるほど若くはないけれど、それでもねえ。というわけでさっさと次にかかりたい。今日はいつものように午前中に打ち合わせのため外出。電車に乗って某市まで。車内で発車時刻になるのを待っていると、観光客とおぼしき男女4人組が乗ってくる。んで、お好み焼きの回し食いをはじめた。んー、あんまりだ。今日の朝食は玄米フレークと野菜ジュースだけで済ませたので、ソ、ソースの香ばしい匂いが大いに食欲を刺激する(僕、お好み焼きにマヨネーズはかけない主義です。どうでもいいですけど)。僕にも一口。言えるわけないけど。昼食はこの系統(つまり、お好み焼き、たこ焼き、焼きそば)のどれかにすることにして、本を読む。仕事を済ませ、また駅に戻ってくると、駅のベンチにテレビで見たことのある人物が座っている。大柄で眼鏡。確か、よみうりテレビの解説委員という肩書きだったと思うけれど、名前が思い出せない(職場に戻ってネットで調べたら、岩田公雄さんでした。ぱっと見だけれど、物腰の柔らかそうな方だった)。改札を抜け、駅ビル内の書店へ。何度も書いたけれども、ここの書店の手前にステラおばさんのクッキー屋さんがあって、本屋へ行くには必ずこの魅惑的な香りを嗅がなくてはならないのは困ったものだ(本当に困るのかと訊かれれば、「別に」って言いますけどね)。書店では『SIGHT』の映画特集(「究極の映画100本」)を立ち読みしただけ。今日は特に差し迫った仕事もないので、その足で美術館へ行き、ゲルハルト・リヒター展を1時間ほどかけて観賞(はい、不良です)。それから、お好み焼きを求めてデパートに行ったものの、あいにく今日は定休日。というわけでお好み焼きはおあずけ。職場に戻る途中、普段行かないほうのレンタル屋に寄ると、桂枝雀の「落語大全」40巻がいつの間にか揃っていた。上方落語って実はまったく聴いたことがないので、いい機会だから借りることにした。秋ということで「一人酒盛」(と「愛宕山」の組合せ)、それから、枝雀といえば英語落語というわけで、「Atagoyama(愛宕山)」と「Toki-Udon(時うどん)」。