双子

 それにしても寒い。もう10月も終わりだし、あっという間に11月が過ぎて、12月がやってきて、もういくつ寝るとお正月、になる。はやいねえ、まったく。昨日は出勤。9時半前に職場に着いて、午前中だけのつもりが、16時頃までかかってしまう。もう少し残りたいような気もしたけど、図書館の閉館時間に間に合うように職場を出た。この図書館、一部がガラス張りになっていて、外から(中から)中が(外が)丸見え。本を借りて図書館を出たら、ガラスの向こう(ちょうど絵本のコーナー)に、ベビーカーに乗せられた双子の赤ちゃんがいるのが目についた。かわいいなあ、と思って歩きながら見ていると、そのうちのひとりが、僕を指さして笑いはじめた。えっ、僕ってそんなにおかしな顔や格好をしてるんですか、と思いつつ、なんだか妙に嬉しくて、手を振ってみた。すると、ベビーカーを押していたヤンママ風のお母さんが「どうもすみませーん」という感じでペコリと頭を下げてきた。いえいえ、という感じのそぶりをして、その場を離れた。
 無印良品に寄り、ダイヤステッチとボーダー柄のビジネスソックスとほうじ茶(これおいしい)のティーバッグを買う。無印のビジネスソックスは一足945円税込かと思ったら、3足よりどり945円ということでびっくり。ちょっと安すぎないかと思いつつ、購入。それから書店に寄り、ぶらぶら。店の一角にTOEICの対策本コーナーがあるのを見て、そういえばいま持っているTOEICのスコアが来年の3月に切れることを思い出す。TOEICのスコアは受験後2年間有効。いつ転職するかわからないので(本当っすか)、つねに有効なスコアを持っておいたほうがいいかな、と珍しく殊勝な(自分で言うな)ことを思って、貼ってあったポスターを見てみると、いまから申し込んで間に合うのは1月15日の試験。久しぶりに受けてみようと思う。それにしても、7,000円は高いなあ。というか、高い安いは別にしても、サービス(?)悪すぎると思う。せめて、各項目別の得点を出す、くらいのことはやってもらいたいもの。次にCD屋に寄って、予約しておいた村治佳織の新譜「リュミエール」を受け取る。ポリーニショパン夜想曲集も同日発売で予約しておいたのに、こちらは未入荷とのこと。それから、古今亭志ん生の名演大全集から8(天狗さばき/抜け雀/たいこ腹)を買う。夕食後、「カサブランカ」を観て、庄野潤三さんの『貝がらと海の音』をぱらぱらと読み返し、志ん朝の「御慶」を全部聴き、「干物箱」の途中まで聴いて眠ってしまった。来年の正月は、この挨拶でいきたい。「おめでとうございます」には「ぎょけーい」、「あがっていきなさい」には「えいじつーっ(永日)」で応じる。というわけで、来年の正月、よろしくお願いします。>関係者各位。

リュミエール

リュミエール

古今亭志ん生 名演集8 天狗裁き/こんにゃく問答/たいこ腹

古今亭志ん生 名演集8 天狗裁き/こんにゃく問答/たいこ腹