落下する瓶

 今日は休み。午前中のんびりして、午後に買い物に出かける。まずは古書店へ。STUDIO VOICEを大量に手放したひとがいるらしく、ずらっと並んでいるのを見るのは壮観だった。そのなかから、1998年6月号「Airport for Airport 地上にもうひとつの場所を」*1を買うことにする(250円)。それから、講談社から出ているDVDつきの本『志ん生復活!落語大全集』が一冊あるのを見つけて手にとってみる。売られていたのは10月に発売されたばかりの12巻。前々から一度聴いてみたかった「五人廻し」が入っている。この全集、以前から気にはなっていたのだけれど、一冊5,000円以上するので敬遠していた。値札には3,750円とある。単体では高い気がするけれど、STUDIO VOICEとあわせて4,000円なら安い、と無茶苦茶な破非不屁理屈をでっちあげて買うことにした。衝動買いってやつですね。そのあと、ブックオフへ。CLASSYの別冊、『モーツァルトから志ん朝まで:30人が語る楽しみの発見』という本を900円で購入。レジで50円分のサービス券が発行される。このサービス券、僕は発行されるたびに使っていて、それが当たり前の使い方だと思っていたのだけれど、畏友Mはそうではなかったことを先日知った。彼は清水国明にも負けないヘビーユーザーだけれど、300円分貯まった時点で使っているとのこと。300円の根拠は、と訊くと、とくにない、と。だったら50円ずつでもいいんでは、と言うと、それじゃ割引感が薄い、という答えが返ってきた、なるほど。人生いろいろである。
 帰宅して、さっそく志ん生のDVDを再生してみる。志ん生の落語の映像を見たことがないので、わくわくしながら。だのに、だのに。このDVDに収められているのは志ん生の高座の映像ではなく、スライドショーのバックに落語が流れるという、ただそれだけのもの(というと失礼か)。知らなかった自分が悪いけど、やや拍子抜け。スライドショーを見ながら落語を聴いても面白くないので、フリーウェアを使って落語の音声だけ抜きiTunesへ、それを圧縮してiPodに転送してみた(詳しくないんですけど、自分で購入したDVDから音を抜いても違法なんでしたっけ。だったら書いちゃまずいんですよねえ。まあいいや)。そうこうしているうちに17時。金曜日に職場の同僚からもらった、讃岐うどんを茹でて食べることにした。普段使わない大きな鍋をとりだそうと、キッチンラックの奥をごそごそやっていると、自分の裸足の親指のうえに、無印で買った、瓶が落下。一人悶絶。思わず部屋を跳ね回ってしまった。それくらい痛い。しばらく傷みは引かなかったけれど、だんだん親指の爪の内側が紫色になってきて、いつの間にか痛みはほとんどなくなってしまった。讃岐うどんには何の罪もないけれど、なんとなく食べる気がしなくなった。そこで、先日、ピザ・ウィリーのチラシが入っていたのを思い出し、注文することにした。スパイシーチョリソーという、辛口のソーセージが入ったピザ(Mサイズ)を注文(1,770円)、20分ほどで届く。辛くておいしいのだけれど、2切れ食べるともう飽きてきた。もう一切れ食べて、やっぱりうどん茹でよう、という気になった。釜揚げにして食べて、大いに満足。残ったピザ、どうしようか。ラップして冷凍?

志ん生復活!落語大全12

志ん生復活!落語大全12

モーツァルトから志ん朝まで―30人が語る楽しみの発見 (CLASSY.COLLECTION)

モーツァルトから志ん朝まで―30人が語る楽しみの発見 (CLASSY.COLLECTION)