今年できることは来年にのばす

 というわけで(何が?)、消化試合週間。だいぶん足元がよくなってきたので、昼に散歩に出る。まずは新刊書店に寄り、年末年始に読む本を探す。とりあえず、以前から気になっていた荒川洋治『ラブシーンの言葉』(四月社)、それからナンシー関『何はさておき』(角川文庫)、米原万里『必笑小咄のテクニック』(集英社新書)を買う。雑誌のコーナーでは、『TITLE』のミステリー特集と『散歩の達人』の本屋特集の号、それから『クロワッサン』の「小説家の小説案内」を立ち読み。『TITLE』と『散歩の達人』をお買い上げ。それから古本屋に立ち寄り、文庫棚から村松梢風『女経』(中公文庫)を500円で買う。ブックオフでは収穫なし。
 荒川さんの本を一冊読むと、欲しい本が30冊は増えるから困りものだ(と、嬉しい悲鳴)。この本、「性のいとなみをおおらかに肯定する、現代詩作家の好エッセイ」と帯に書いてあるけど、齋藤某センセイが唱えているような方法(=声に出して)では読めない本だ。帰省中に読もうと思っていたけれど、「あらいやだ、隣に座っているひと、こんな本読んでるわよ(この台詞、言われるんなら市原悦子さんに言ってもらいたい)」と思われるのも癪だし、今晩読んでしまおう。どうせ休みはすぐそこまで来ているのだから。
 来年もよい本に出会えますように。

ラブシーンの言葉

ラブシーンの言葉

何はさておき (角川文庫)

何はさておき (角川文庫)

必笑小咄のテクニック (集英社新書)

必笑小咄のテクニック (集英社新書)

女経 (中公文庫 A 61)

女経 (中公文庫 A 61)