宝くじ

 帰宅途中、ちょっと寄り道して初詣に行く。とはいえ、特に差し迫って託したい願いなどなく(それはそれで幸せなことだと思う)、何か願いごとができたら、改めてお願いに来ることができないかもしれませんが、それをかなえてください、と祈っておいた。春風亭昇太の「ぞろぞろ」を聞いてからというもの、自分の中では神様と昇太師匠の姿が割ときれいに重なってしまっている。だからこういう祈りも聞き入れてくれそうだ、と思いこんでいる。そういえば、情熱大陸を見逃したのは残念。
 小確幸一つ。某イベントでいただいた年末ジャンボ宝くじ10枚連番を、遅ればせながら当選番号と照合する。当たっているではないか。下二桁。3,000円。さらに10枚ごとに必ず当たる300円。あわせて3,300円。購入したわけではないので、うはうはの丸儲けだ(というほどの額ではないけど)。宵越しの銭は持たないとばかりに昼休みに早速換金し、札と硬貨を握りしめて(って、そりゃいったん財布に入れるけど、気分はそんな感じで)本屋へ。まずは気になっていたFRaUを立ち読み。はい、石田ゆり子さん目当てでござんす。特に欲しい本はなく、ブックオフまで足を伸ばす。宇野千代色ざんげ』(新潮文庫)だけお買いあげ。
 今晩の食事は到来物の帆立の粕漬け。焼いてはみたものの、酒くさいし、一口噛んでみるとアルコールの感じが口中にぶわっと広がって、うまくない。折角いただいたのに申し訳ないなあほんとにまあ、と思いつつ、バターと醤油でよく炒めて(粕漬けが台無しだ)、フォションの野菜クリームスープの缶詰(先日買った福袋に入っていたもの)を温め、それから軽く焼いたイングリッシュマフィンにマーガリンを塗って食べる。これだけでは満腹にならなかったので、コンビニへ行って肉まんを一個買ってきて食す。なんという食事だ。

色ざんげ (新潮文庫)

色ざんげ (新潮文庫)