中野翠に金原亭馬生

 昨晩は志ん朝の「二番煎じ」をiPodで聞きながら眠りに就く。今朝目が覚めて、そういえば中野翠さんが本だったか雑誌だったかで誰だったかの二番煎じがよいということを書かれていたのを思い出した。本やCD、落語に関することがらは気になり始めるといてもたってもいられなくなるのが僕である。仕事だったらこんなことはない(苦笑)。書棚の中野翠コーナー(というほど大げさなものではないけれど)から、本だったらこれだな、と、『毎日一人はおもしろい人がいる』(講談社)を引っ張り出す。やっぱりこの本で、金原亭馬生の二番煎じであった。ネットで「金原亭馬生 二番煎じ」で検索すると、NHK落語名人選に収められていることがわかったので、落語名人選といえば新星堂だ(2割引なので)、と昼休みに行くことに決める。
 午前中、猛烈な睡魔に襲われる。そのせいで、集中力を要する仕事がしばし中断。カフェイン注入してもだめで、フリスクを口に含んでなんとか復活。午前中に終えるつもりが昼ご飯ぬきで14時すぎまでかかってしまった。次の予定まで1時間ほど空いたので、散歩に出る。図書館に行き、志ん朝の「真景累ヶ淵/豊志賀の死」とオーマンディバーンスタイン指揮ベートーヴェン田園/レオノーレ3番を借りる。その足で新星堂まで足を伸ばし、今朝調べた「二番煎じ」を買う。ついでに、NHK新落語名人選から春風亭柳昇を一枚買う。ついでに本屋に寄って、「JALデザインコレクション」という本を衝動買い。飛行機が普通の移動手段ではなかった頃の写真が面白い。ファーストクラスのラウンジ(空港のじゃなくて機内の)なんていまじゃ考えられない豪華さ。そう思うと、なんだか夢がなくなったような気がしないでもない。あと、中谷美紀さんの新刊も気になった。

毎日一人はおもしろい人がいる

毎日一人はおもしろい人がいる

ないものねだり

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