新本大バーゲン

 朝から雨。冬にはどうしてもくちびるがかさかさになってしまう。やばいなと思いつつ放っておいたら、今朝は出血した。ぷるるんとしたみずみずしい唇にしたいわけじゃない(そりゃそうだ)けど、醤油なんかがしみそうなので、コンビニでリップクリームを買う。リップクリームを買うという儀式(!)、なんだかいまでも変な感じだ。今回買ったのだってunoだから(「べたつかない」というところが気に入った)、明らかに男性向け製品なのだけれど、なんとなく女性になった感じがしないでもないから。なんだそれ。
 午前中、打ち合わせに出かけ、その帰りにデパートへ。今日から新本大バーゲンが開催されるのだ。年に2、3回やっていて、毎回欠かさず行っている。とはいえ、掘り出し物があるかと言えばそんなことはなく、売られている本の大部分は料理本とか、古くなったパソコン関連本とか、あと新しい版が出た辞書、それからおまけつき本(世界の美術コレクション、世界の名車コレクションとか)のバラ売り、そういうのばかり。欲しいと思う本に出会ったことがない。でも、行く。今日は初日ということもあってか、賑わっている。品揃えはいつもとほぼ同じ。でも、今回は一冊買った。里見とん(「とん」は「弓亨」)『秋日和彼岸花』(夏目書房)。1,000円ちょっと。小津安二郎監督で映画化された作品。こういう本に出会えたのはうれしい。あと、研究社の『和英大辞典』(第4版。最新版は第5版)を見つけたものの、9,000円近い値段がついていたのでやめた(お得感ないもの)。そのあと、書店に寄り、『住宅情報ナビ 都心に住む』に掲載されている堀江敏幸さんと川上弘美さんの対談を立ち読み。たったの2ページかよ。

秋日和/彼岸花

秋日和/彼岸花