きょうの一曲

tranquility2004-08-27

  • Ann Sally "蘇州夜曲" in「moon dance」

二日続けてアン・サリーである(たとえ有名人であっても、他人を呼び捨てにするのがどうも苦手なのだが、「アン・サリーさん」も変なので敬称は略させていただきます。この日記に登場する作家や歌手のみなさんについても同様)。と思ったら昨日はbirdで、Ann Sallyはおとついでした。この曲が発表されたのは1940年(昭和15年)のこと。渡辺はま子という方の歌で、映画の主題歌として使われたそうな。マイデータベースによりますと(テキストファイルの山をgrepで検索しただけっすけど)、1940年に発表された小説には、太宰治の『走れメロス』、田中英光(太宰の墓前で自殺したことで知られる)の『オリンポスの果実』、幸田露伴の『連環記』(松岡正剛さんの千夜千冊でとりあげられた。岩波文庫)があります。さて、蘇州夜曲。昨年、アン・サリー平原綾香がカバーしました(過去には、EPO渡辺美里のカバーもあるらしい)。両方聴いてみたけど、断然アン・サリーだな。雰囲気というかコンテクストというか、目を閉じてどっちが蘇州らしいかといえばどう考えてもアン・サリーだ(論拠になってないな。蘇州に行ったこともないくせに)。なんかこうホリスティックな魅力だな。平原綾香もうまいんだろうが、何回も聴きたいとは思わんし。将来、何か循環器系の病気になったら、絶対に彼女の勤める病院に行こうと決めている(Mへ。本気にしないでください。おたくの大学であなたに看てもらいますので。結婚おめでとう。明日このCDを渡します)。