今年観た映画

tranquility2004-12-22

東京物語」(1953)、「引き裂かれたカーテン(Torn Curtain)」(1966)、「お早よう」(1959)、「めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)」(1993)、「男と女(Un Homme et Une Femme)」(1966)、「浮草」(1959)、「秋日和」(1960)、「裏窓(Rear Window)」(1954)、「バースデイ・ガール(Birthday Girl)」(2002)、「レッド・オクトーバーを追え!(The Hunt for Red October)」(1990)、「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ(Wag the Dog)」(1997)、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(Charlie’s Angels Full Throttle)」(2003)、「大統領の陰謀(All the President’s Men)」(1976)、「日の名残り(Remains of the Day)」(1993)、「トータル・フィアーズ(The Sum of All Fears)」(2002)、「猟奇的な彼女(My Sassy Girl)」(2001)、「シベリア超特急3」(2002)、「ツィゴイネルワイゼン」(1980)、「OUT」(2002)、「フルメタル・ジャケット(Full Metal Jacket)」(1987)、「特攻大作戦(The Dirty Dozen)」(1967)、「アメリカン・プレジデント(The American President)」(1995)、「卒業」(2003)、「暗くなるまで待って(Wait until Dark)」(1967)、「鬼龍院花子の生涯」(1982)、「訣別の街(City Hall)」(1996)、「未来世紀ブラジル(Brazil)」(1985)、「G. I. ジェーン(G. I. Jane)」(1997)、「彼岸花」(1958)、「ガープの世界(The World According to Garp)」(1982)、「新幹線大爆破」(1975)、「ネットワーク(Network)」(1976)、「晩春」(1949)、「ホワイトハウスの陰謀(Murder at 1600)」(1997)、「スタートレック ジェネレーションズ(Star Trek Generations)」(1995)、「きっと忘れない(With Honors)」(1994)、「ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)」(1989)、「裸の銃を持つ男(The Naked Gun)」(1988)、「ラブ・アクチュアリー(Love Actually)」(2003)、「ディスクロージャー(Disclosure)」(1994)、「生きる」(1952)、「博士の異常な愛情:または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(Dr. Strangelove: or How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)」(1963)、「太陽がいっぱい(Plein Soleil)」(1960)、「トパーズ(Topaz)」(1969)、「悪い奴ほどよく眠る」(1960)、「生きものの記録」(1955)、「吉原炎上」(1987)、「キャッチ22(Catch-22)」(1971)、「黒いジャガーShaft)」(1971)、「ファイブ★イージー★ピーセス(Five Easy Pieces)」(1970)、「シャイニング(The Shining)」(1980)、「どですかでん」(1970)、「フライングハイ(Airplane)」(1980)、「パリの恋人(Funny Face)」(1957)、「2010年(2010)」(1984)、「大地震(Earthquake)」(1974)、「第五福竜丸」(1959)、「キル・ビル Vol.1Kill Bill Vol.1)」(2003)、「12人の優しい日本人」(1991)、「太陽はひとりぼっち(L'Eclipse)」(1962)、「モンティ・パイソン 人生狂想曲(Monty Python's The Meaning of Life)」(1983)、「未知への飛行(Fail Safe)」(1964)、「アメリカン・サイコ(American Psycho)」(2000)、「ストーカー(One Hour Photo)」(2002)、「死刑台のエレベーター(Ascenseur pour L'echafaud)」(1957)、「天国と地獄」(1963)、「ラストタンゴ・イン・パリ(Last Tango in Paris)」(1972)、「勝手にしやがれ(A Bout de Souffle)」(1959)、「ロスト・メモリーズ(Lost Memories)」(2001)、「北京ヴァイオリン」(2002)、「イン・ザ・カット(In the Cut)」(2003)、「ハリーの災難(The Trouble with Harry)」(1955)、「東京暮色」(1957)、「いまを生きる(Dead Poets Society)」(1989)、「あなただけ今晩は(Irma la Douce)」(1963)、「ロープ(Rope)」(1948)、「海と毒薬」(1986)、「ダイヤルMを廻せ!(Dial M for Murder)」(1954)、「ノー・グッド・シングス(No Good Deed)」(2002)、「ある愛の詩(Love Story)」(1970)、「華氏911Fahrenheit 9/11)」(2004)、「サブウェイ・パニック(The Taking of Pelham One Two Three)」(1974)、「鳥(The Birds)」(1963)、「007/サンダーボール作戦(Thunderball)」(1965)、「フレンジー(Frenzy)」(1972)、「時計じかけのオレンジ(Clockwork Orange)」(1971)、「カッコーの巣の上で(One Flew over the Cuckoo's Nest)」(1975)、「マーニー(Marnie)」(1964)、「見知らぬ乗客(Strangers on a Train)」(1951)、「月光の囁き」(1999)、「静かなる決闘」(1949)、「キル・ビル Vol. 2(KILL BILL No. 2)」(2004)、「コールガール(Klute)」(1971)、「バリー・リンドン(Barry Lyndon)」(1975)、「ライジング・サン(Rising Sun)」(1993)、「ザ・シークレット・サービス(In the Line of Fire)」(1993)、「デイ・アフター・トゥモローDay after Tomorrow)」(2004)、「チョコレート(Monster's Ball)」(2001)、「ラストサムライThe Last Samurai)」(2003)、「ローマの休日(Roman Holiday)」(1953)、「スモーク(Smoke)」(1995)、「大空港(Airport)」(1970)、「チャイナ・シンドローム(The China Syndrome)」(1978)、「小早川家の秋」(1961)、「きょうのできごと a day on the planet」(2003)、「戦場にかける橋(The Bridge on the River Kwai)」(1957)、「アバウト・シュミット(About Schmidt)」(2002)、「ロスト・イン・トランスレーションLost in Translation)」(2003)、「泥棒成金(To Catch a Thief)」(1955)、「刑務所の中」(2002)、「未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)」(1977)、「ザ・ロック(The Rock)」(1996)、「アメリLe Fabuleux Destin d'Amelie Poulain)」(2001)、「ハワーズ・エンド(Howards End)」(1992)、「ロリータ(Lolita)」(1962)、「お茶漬の味」(1952)


例によって抜けてる作品があるかもしれません。観るのが二度目、三度目、そして何回観たかわからないという映画もある。今年は小津安二郎の作品をずいぶんと観た(再観って日本語があるか知りませんけど、それも含む)。DVDボックスの購入を本気で考えております。このリストのなかから今年の一本を強いて挙げるとすれば、「お茶漬の味」(小津安二郎監督)か。初めて観た当時(7、8年前かな)はさほど印象に残らなかったけど、今回はラスト(夫の佐分利信白い巨塔の旧ドラマ版で東都大学船尾教授をやってたひと]と妻の木暮実千代が向かい合ってお茶漬けを食べるシーン)で目頭が熱くなってしまった。佐分利「夫婦はこのお茶漬の味なんだよ」、木暮「そうね、知らなかった今まで」。夫婦であるがゆえに生じる蟠りをとくことのむつかしさと、それを乗り越えた先にある親密さ・気安さ(映画の中の表現を借りれば、「インティメートなプリミティブな遠慮や体裁のないもっと楽な気安さ」)をも描いたすばらしい作品だ。こういうのを再発見っていうんだろうな。えへへ。ところで、毎回わくわくさせられる笠智衆の役どころは「パチンコ店店主(で佐分利信の戦友)」でした。あと、佐分利信がご飯におみおつけをぶっかけて食べようとすると木暮実千代が渋面を作って嫌みをいうシーンがあるのだけど(「そんなご飯の食べ方よして頂戴!」)、あのシーンで思い出したのはドラマ「ダブル・キッチン」(こちらは山口智子高嶋政伸夫婦)のワンシーン(なんとなく覚えているという程度なので、もしかしたら間違ってるかもしれません)。山口智子が夕食にビーフシチューとパンを用意する。それを食べる高嶋政伸。そしたら、高嶋政伸がこう言う。「ご飯と味噌汁は?」。唖然とする山口智子ビーフシチューにご飯と味噌汁かい、というシーン。こういうシーンを書けるひとはすごいなあと思う。また全然関係ない話になってしまった。

小津安二郎 DVD-BOX 第一集

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