鉄路がなくなるということ

いま住んでいる県の北部を走る鉄道(第三セクター)の一部路線が今月末で廃止され、バスによる運行に転換されるらしい。記念の観光列車が走ったり、記念の切符が出たり、ちょっとしたお祭りムードで、今日の地方紙の朝刊によると昨日の土曜日の列車の乗車率は軒並み100パーセントを超えていたとのこと。廃止前に乗っておこうというひとがたくさん来ているらしい。甘木さんによれば海沿いを走る風光明媚な路線ということなので、僕も一度くらい乗ってくればよかったかしらん、と思う。国内の移動でもなるたけ鉄道を使わないようにしているおぬしが何言うてけつかる、と言われそうだけれども。ところで、昨日のローカルニュースで紹介されていた、記念列車の乗客(地元在住)の声がとても印象的だった。彼女曰く、「35年ぶりに乗りました」。