夏休み最終日

 昨日、東京経由でこちらに戻る。大きな地震が発生する一時間ほど前の便に乗ったため、遅れもなく、時間どおりに戻ることができた。今日で夏休みはおしまい。終わりが見えてくると、みんなと同じように8月に休暇を取ればよかった、と思うのだから、まったく現金なものだ。夏休みが終わる寸前の、このやるせなさ。なんとかなりませんかねえ。小学生の頃から、ちーっとも変わらないこの精神構造。昨日の午前中、電車の発車時間まで少し時間があったので地元の図書館に寄る。親には勉強しに行くと言いつつ、よく本を読んでいたなあ、そのくせ国語の成績が悪いんだから始末に負えなかったなあ、と中高時代を懐かしむ。館内をぶらぶらしていると、お知らせコーナーでポイントサービス(と書いてあったと思う)のポスターを見つける。図書館でポイントサービス?、と思ってよく読んでみる。こういうことらしい。8月末日まで、一冊借りるごとに、カードにスタンプを一つ押してもらえる。スタンプカードが一杯になったら(30個とのこと)、9月1日から記念品と交換できる。借りるだけでいいのであって、読む必要はないのだから、その気になればスタンプはすぐ貯まるはず。年齢制限については書かれていなかったので、大人も可なのかもしれない(恥ずかしいけど)。帰りの車中では実家の本棚に眠っていた『野の医療』(河合香吏/東京大学出版会)を斜め読みしてから、iPodで音楽を聴きながら寝る。今回の帰省でも、両親のライブラリから落語だのクラシックだの十枚ほど拝借して、iTunesに入れてきた。便利なものだ。