本の整理

 もう読みません、片づくまでは。そう心に緩く(固くではない、ということ)誓ったおかげか、昨日の午後と今日の午前中でなんとかすべての本棚の整理を終えることができた。不要と判断した本は合計28冊。全部で何冊あるのか見当がつかないのでこの数字が多いのか少ないのかよくわからないけれども、本を捨てるのが苦手な割にはがんばったと思う。2,000円にもならないと思うけれど、ブックオフに持って行けばいくばくかのお金になるだろうと思って、妹くんにその処理をゆだねることにする。本の整理ってなんて疲れるんだろう、というのが率直な感想。もういやだ。いやだからいやだ。今日の午前中、母は出かけて、僕は一人で留守番(本の整理)。宅急便が届くことになっていたので待っているとチャイムが鳴る。出てみると、青いつなぎの作業服を着た中年男性。ご主人様でいらっしゃいますか、と訊いてくるので、違いますけど、と答える。整理を邪魔されたのでいらいらして、ご用件は、と訊くと、マスコミで報道していただいてから、大変な反響をいただいておりまして、とおっさん。はあ、と相づちを打つと、毎日毎日お客様からのお問い合わせにわれわれ嬉しい悲鳴をあげておりまして、と。まったく要領を得ないので、再度、はあ、と相づちを打つと、業界内でも驚きの、と続けるので、すみませんけど(なんでこちらが謝らないといけないのだ)、どういうご用ですか、と再度訊くと、リフォームの勧誘だと言う。「必要ないんで」とはっきり断る(感じ悪かったと思う)。そしたら、おっさん、さきほどまでの穏やかな言葉遣いが一変して、「あっそう。出世しないよお兄ちゃん」と捨て台詞を吐いて出て行ってしまった。舐められた。。。それにしても、リフォームが不要なことと、出世がどう結びついているのかわからないけれど、憤懣やるかたないとはまさにこのこと。腹立たしいので、早めに昼食を済ませて、隣市の書店まで出かける。とくにめぼしい本はなく、ふらりと立ち寄った古書店阿川弘之さんの『贋車掌の記』(六興出版)を1,000円で買う。そのあと、CD屋で小野リサさんの新譜「Romance Latino Vol.1」を買って帰宅。今日も暑い。