夢日記と夢でない日記

 こんな夢を見た。登場人物は僕、僕の友だち、その奥さん(彼女も友だち)、そして見知らぬ男。場面はこう。僕と友だち、奥さんの三人で、六本木ヒルズにできた、コールド・ストーン*1に向かう途中。アイスクリームにチョコやケーキを客の目の前で混ぜて食べさせてくれる、アメリカのアイスクリームチェーン。ここへ三人で食べに来た。狭い店内に入ると、そこにはある男性が僕らを待ちかまえている。ずっと待っていたという。けど、僕は彼のことを知らない。僕の友だちも、彼の奥さんも誰だか知らない。すると見知らぬ男性が僕の友だちを奥へ連れていき、しばらくすると二人で腕を組んで戻ってきた。そうそう友だちだったよ、と言い訳っぽく言いながら。4人で席に着き、僕がアイスクリームを買ってくるよ、と言う。何にすると訊くと、見知らぬ男が、まずかったら他へ行くから、ひとつだけでいい、と言う。不愉快だったけど、彼の言葉に従わなければいけないような気がして、アイスクリームを一つだけ買いにいく。店員さんに渡されたメニューを見ると、どうもメニューがおかしい。アイスクリームの種類はソフトクリームのみ、そしてソースは巨峰とブルーベリーだけと書いてある。冷たい石のうえで、いろいろなアイスクリームにケーキやクッキーを混ぜて食べさせてくれる店だったはずなのにおかしい、と思いながらも、ソフトクリームの巨峰ソースがけを注文する。ソフトクリームをどうやって混ぜるんだろう、と思っていると、紙製のカップにこんもりと盛られたソフトクリームが出てきた。目の前でそれに巨峰のソースをかける店員さん。はいどうぞ、と出てきたものはあまりに期待はずれ。なんだよコールド・ストーンと思ったところまで記憶あり。目が覚めて、コールド・ストーンへ近いうちに行ってこよう、と思った。
 今日は仕事。9時半過ぎに自宅を出て、まずは駅まで行く。ここで時間調整。打ち合わせは11時から。住宅街の真ん中にある会社(それでいて結構大きい)で、まわりには時間をつぶせるところが何ひとつない某社。すぐ向かえば10時半には着いてしまいそうなので、駅ビル内の店をのぞく。ワイン色のドット柄のネクタイ(3,150円)を買おうと思ったけどやめて、本屋をのぞいたもののとくに欲しい本はなかった。そうこうするうちに時間になったので、駅からタクシーに乗って某社へ。某社も本来は今日は休みだと思っていたら、駐車場には空きスペースがないくらい車が止まっている。工場は土曜日も休みじゃないのかしらん、と思いながら正面玄関の自動ドアの前に進むと、ドアが開かない。これ、結構恥ずかしい。出されたそばに七味唐辛子をかけようとした瞬間、どんぶりを下げられたくらいくやしい気分だ。ほんとか。誰にも見られていないと思ったのに、ドアの内側にいた某社の方にしっかり見られてしまっていて、見ないふりをしてくださればいいのに、いらっしゃいませ、失礼しました、こちらへどうぞ、と自動ドアのすぐ横の手動の扉へ案内してくださった。打ち合わせそのものは、確認事項がほとんどだったので30分ほどで終了。タクシーを呼んでもらい、また駅まで戻る。駅に着き、自分のチケットで支払いをしようとすると、すでに某社さんからチケットをいただいています、と運転手さんが言う。運転手さんにタクシー代の礼を言っても仕方ないのに、あっそうですか、どうもすみません、と思わず言ってしまった自分にマイナス3,000点。