推理

 昨晩。見るつもりはなかったのだけれど、古畑任三郎スペシャルを見る。松嶋菜々子が双子の姉妹を演じていて(一人二役)、姉が妹を殺める、というストーリー。って、ここまで要約するともう何の意味もないけど。んで、僕は見ている途中に、ある推理をしていた。冒頭部分で、姉が妹を殺したというふうに視聴者に見せているけれど、真相は、、、(今泉たちが推理したように)妹が姉を殺したのだと。そう確信した。自分で自分のことをすごいと思った。もしかしたら、刑事の才能あるかも、と思った。んで、推理は空想、そして妄想へと発展していく。今回の犯人は脚本家。この流れだと、エンディングで松嶋菜々子が「一度、自分で書いた脚本を演じてみたかったのよ。だってそうでしょ、書くだけじゃつまらないのよ。それに、サスペンス書きたかったのよ」と古畑に向かって決めぜりふを言うんだ、というところまで想像していた。終盤で、妹を装った姉が(妹本人だったら答えられずはずの)記者からのインタビューに答えられなかったり、またいつもと違ってメイクが濃いといわれた、というシーンがあるけれど、あれはあれで、姉が妹を殺し、妹を演じていると視聴者は思っているけれど、姉を殺した妹が、姉が妹を装っているのを装っている(なんという文章だ!)、と本気で考えていた。動機は、そんなの知ったこっちゃない。放送をご覧になった方はおわかりかと存じますが、以上の推理はまったくの外れでした。誤認逮捕するところでした。といっても、双子だから実害なしということで。
 古畑さんが終わったあとも、テレビをつけっぱなしにしていると、なんと、ホソキ大センセイが子どもを前に授業をするという番組の予告が。世も末だなあ、と思いつつ、さらにチャンネルを変えると、今度は退院した谷亮子の映像で(以下、自粛)。またチャンネルを変えると、英会話の番組をやっていた。ちょうど冒頭部分で、ホストのできそこないみたいな先生が熱っぽく語っている。なんとなく見ていると、to不定詞の話。to不定詞の「呼吸」を1ピースだけ残ったジグソーパズルにたとえて説明するところなど、うまいなあ、と思って最後まで見た。ホストのできそこないだなんて言ってすみません、大西先生。