冬晴れ

 今朝はすっきりと晴れた。こんな青空、どれくらいぶりだろう、というくらいの、超一級の青空。とはいえ、油断はできない。日本海側にあるこちらの街には「弁当忘れても傘忘れるな」という諺めいた言葉がある。それくらい天気が悪い方に変わりやすいのだ。けれど、さすがに今日は大丈夫だろう、というわけで、傘を持たずに自宅を出る。
 先週は年明け名物のばたばたで、今週は割と余裕がある。天気もいいことだし、昼には散歩に出る。細い路地を進んでいくと、ある家の前に一台の車が停まっている。車一台が停まると、両側は雪が積もっていて歩行者(つまり僕ね)は先へ進むことができない。きっとその家に用がある誰かを待っているんだろう、それにしても迷惑な車だな、でもさすがに後ろからひとが来ているのだから退くだろう、と思って先へ進んでも、ちっとも動く気配はない。バックミラーをちらちら見ているのがわかったので、こちらには気づいているはず。なのに一向に動こうとしない。いらいらしつつも、細い道をわざわざ選んで来た僕も悪いし、こんなことで刺されたら割に合わないので(笑)、来た道を引き返して迂回する。ぐるっと回ると、停車中の迷惑車の少し前あたりに出る。どんなひとが乗っているのか、興味を引かれてちらっと見てびっくり。どのくらい驚いたかというと、京急のコマーシャル(くるりの「赤い電車」の)で、双子だと思ったら実は三つ子だった、というくらいの驚き。って、全然たとえになっていないのが悔しいところ。まあ、はじめはびっくりしたけど、冷静に考えてみると大したことはなかった、というような意味で。んでもったいぶった割にはたいしたことではなくて、結論を書くと、車の左側のミラーがとれていて、ライト部分もめちゃめちゃに壊れている。自損事故だったのでした。まだ轍が残る細い路地を無理に通ろうとしたものの、ハンドルを取られてその家の門のところにぶつかったらしい。雪の降るところでの運転って油断できないなあ、と改めて思った。しばらく進むと、JAFのマークをつけたパジェロとすれ違った(帰りにまた同じ道を通ったら、すでにその車はなくって、もげたミラーとライトの破片が散乱していた)。
 久しぶりの本屋。4、5日行かないとどうも調子悪い。『東京がわかる300冊!』(散歩の達人mook)、大西泰斗・ポール・マクベイ『ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力』(研究社)、二ノ宮知子のだめカンタービレ(14)』(講談社)をお買いあげ。ブックオフにも寄り、京須偕充圓生の録音室』(中公文庫)を買う。新星堂にて、桂文治「あわてもの他」(NHK新落語名人選)とサンソン・フランソワラヴェル:ピアノ協奏曲」を。新落語名人選は新譜なのに2割引。このシリーズを買うなら新星堂に限る。

ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series)

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のだめカンタービレ(14) (KC KISS)

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円生の録音室 (中公文庫)

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NHK新落語名人選 十代目 桂文治

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ラヴェル:ピアノ協奏曲集

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