気になる本

なんと30度

昨日噛んだ舌はまだ痛む。朝からまとまった量のコピーをとる。もちろん、著作権法で認められた範囲で(こうやって書くと余計にあやしい)。書類のコピーならセットすれば自動でやってくれるけれど、本や報告書のたぐいは一枚一枚ページをめくらないといけないので本当に面倒だ。鼻歌まじりでコピーをとる。そこへ甘木さんが来て、鼻歌を思いっきり聞かれてしまう。恥ずかしい。複写機を作っているメーカーは、ユーザーがコピーをとっているあいだのことまで考えて欲しいものだ。小さなディスプレイをつけてニュースを流すとか、音楽をかけるとか、コピー機が話しかけてくれるとか。もちろん冗談ですけれど。コピーの後は文章書き。今日は(も?)どうもうまくいかない。煮詰まって煮詰まって、煮こごりのようになってしまった脳。頭を捻っても、撫でても、揺すっても、回しても、叩いても、だめなときはだめだ、とあきらめて昼前に散歩に出る。今日も快晴で暖かい。歩いていると暑いくらい。tenki.jpで調べてみると、12時の気温は30度とのこと。どうりで。ただ、風が強いのには参る。目に砂が入って痛い。図書館に行って本を2冊借りて(あれれ、積ん読本が溜まっているからしばらくは借りないって言ってませんでしたっけ?)、本屋で本を買って戻る。村上春樹のアンソロジーは小口まで黄色い。大学時代に初めて買ったシソーラスを思い出した。ずいぶん前のことなのに、紀伊國屋書店の新宿南店で買ったことをはっきりと憶えている。本棚に並ぶ本を見ると、オンライン書店で買った本に関してはどこで買ったのかほとんど憶えていないけれど、街の書店で買った本はどの店で買ったかだいたい憶えている。これは八重洲ブックセンター、これは京都のアバンティ、こっちは仙台ジュンク堂、という具合に。からだを使って(?)買うと、記憶の残り方も違うんですかね。


 今日買った本

 今日借りた本

本日のiTunes

シュトラウス:「4つの最後の歌」より第2曲「9月」(グンドゥラ・ヤノヴィッツベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮)→暑中お見舞い申し上げます(烏龍歌集)→ワックスマン:カルメン幻想曲[ヴァイオリンと管弦楽のための:ビゼーの歌劇のテーマによる](庄司紗矢香イスラエルフィルハーモニー管弦楽団/ズービン・メータ指揮)→Daddy's Baby(矢野顕子)→Moten Swing(Oscar Peterson Trio)→Tea for Two(noon)→ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番第3楽章(チョン・キョンファロンドン交響楽団/ローレンス・フォスター指揮)

パガニーニ:VN協奏曲第1番

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おそらくこれ。くだらないネタですみません。

ELECOM LD-GAFM1/BR マガリ ブラウン

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JR西日本・福知山線事故

しかし一般世間ではどうかすると誤った責任観念からいろいろの災難事故の真因が抹殺され、そのおかげで表面上の責任者は出ない代わりに、同じ原因による事故の犠牲者が跡を絶たないということが珍しくないようで、これは困ったことだと思われる。これでは犠牲者は全く浮かばれない。
(出典)『寺田寅彦随筆集第5巻』(岩波文庫)。柳田邦男(1971)『マッハの恐怖』フジ出版社、p.387より孫引き。

明日は休みなので、今日はてっきり金曜日だと思っていた。早々と夕食を済ませて、読書。柳田邦男さんの『マッハの恐怖』を読み返す。この本が扱っているのは、昭和41年(1966年)に国内で立て続けに起きた3件の航空事故。著者の言葉を借りれば、昭和41年の日本の空はまさに「狂ったような事態」だった。全日空機羽田沖墜落事故、カナダ太平洋航空機羽田墜落事故、そしてカナダ機の翌日に起きた英国航空(BOAC)機の事故。これら3件の事故の原因に事実の積み上げ(簡単なようで難しい)から迫った本。この本を読むと、いかに本質的な原因追及が難しいかがよくわかる。政治的な介入や企業側の理屈によって、事故原因が彼らの意に沿う形で構成されてしまうこともありうる、ということ。いま読んでも新しい。