傾聴ボランティア(メモ)
人生を"聴く"。生活ほっとモーニング(NHK)より。「聴く」ことは重要な仕事のひとつだと自覚しているので、自分の「聴き方」を意識しながら反省的に見る。そういえば、かなり前に、『人生を物語る』(やまだようこ、ミネルヴァ書房)という本を読んだのだった。すっかり忘れていたよ。今回の番組は(テレビのくせに?)なかなか勉強になる内容。最初っから見ればよかった。こうやって字面だけ読むとどうも怪しい(?)というか、宗教っぽい感じがしないでもないけれども、社会学や臨床以外の心理学でも、「ナラティブ」というのはキーワードになっているらしい。
- 語りをひたすら聴く
- 次世代に語り継ぐ(世代間伝承)
- 過去を回顧的に語るということ
- 一冊の本にまとめる(聞き書き)
- 人生を語ることの意義
- アフリカのある国では、年寄りがひとり亡くなると図書館が一軒亡くなったようだと表現するらしい(大林宣彦)
- コミュニティにおける知恵の喪失
- 「聴く」ための根気と技術:自治体やNPOが講座を準備しているところも
- 病いの語り
- 悩みを聴いてくれるだけでも楽になる
- 第一声は「どうぞ愚痴を言ってください」
- 聞き役に徹するけれども(基本は)、自分の経験も相手に語る
- reciprocity
- 「聴く」ことはつらいことも:こちらが報われることも。相手の悩みという、荷物を半分いただく
- 意思の疎通がむつかしいひととの対話
- 「受け入れてくれる」ということ
- 語ることよりも聴くことの方がむつかしい(大林宣彦)
- 痛みを体験すればするほど聞き上手になる(大林宣彦)
- あなたがいるからわたしがいる(大林宣彦)
- 言葉を紡ぎ出す、引き出す
- 物語の言葉(くださる)、情報の言葉(くれる)。物語の言葉は暖かい。
- 押しつけボランティア(「してやっている」)、共同制作としてのボランティア(いっしょに歩んでいきましょう)
- 聞き手は稀少
- 聞き手同士の交流も
- 聞き手が教わる。「どうもありがとう」