本の整理

 本を置いてある部屋にはエアコンがないので、朝5時頃から作業開始。少しでも涼しいうちにやってしまおう、と思ったのだけれど、結論から言うと、意味なき抵抗だった。暑いのだ。始めてから10分くらいのところで、谷崎潤一郎の『雪後庵夜話』(中央公論社)と『谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡』(中央公論新社)が出てきたので、それを持って隣の自室(こちらはクーラー完備)へ逃げる。涼しい部屋で、ついつい読みふけってしまう。気づくとすでに6時を過ぎている。いけないいけない、と書庫(もどきの部屋)に戻って作業再開。大学時代に教養の講義で使ったテキストがごっそり出てきたので、これからの人生でどんなに時間があっても読まないような、体育学、地理学、新聞学のテキストを処分用の段ボールに移動させる。順調に作業を進めていると、今度はばーじにあ・りー・ばーとん(ぶんとえ)/いしいももこ(やく)の『ちいさいおうち』(岩波書店)が出てきて、隣室へ移動してそれを通読。これではだめだ、もう読まない、と決めて、作業を再開したものの、あっという間に8時。暑い。棚の10分の1も終わっていないのに、もうめんどくさくなってしまって、これを書く始末。今日はどこへ出かけようか(って、いいんですか?)。

谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡

谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡

ちいさいおうち

ちいさいおうち