顔のグラデーション
増田明美は、現役当時からいろんな人に似てると言われていた。そんなにありふれた顔立ちというわけでもないのに。ちなみに都はるみと宮沢喜一が二大そっくりということであったが、だからといってこの二人が似ているとは限らないところが「そっくり」の不思議である。ここを解読するには、増田明美を真ん中にして両脇に都はるみと宮沢喜一を配したマトリックスというかグラデーションを思い浮かべるといい。驚くほどすんなり頭に入る。入れてどうする(p.179)
(出典)ナンシー関(1998)『聞いて極楽』朝日文庫。
別に増田明美さんがどうこうというわけではないです。念のため。「顔のグラデーション」ってのがおもしろい。いま思いついた例としては、野中広務(元代議士)ー杉村春子(女優。故人)ー辻元清美(元代議士)ー野口みずき(アテネ五輪女子マラソン金メダリスト)というグラデーションである。なかなかよい出来だと思うのだが。どうでもいいが。
- 作者: ナンシー関
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1998/06
- メディア: 文庫
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